龍が如く5攻略wiki|夢叶えし者

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品田編

名古屋・錦栄町で三文風俗ライターを営み、
その日暮らしをする男、品田辰雄。
その日も怠惰に夕方まで寝ていたところ、
玄関のドアを叩く宇野の声に起こされる。
宇野の用件はわかっている。借金の返済を催促しにきたのだ。
そのまま居留守を決め込み、二度寝をしようとする品田。
だが、そこにはもう一人、別の男が現れる。

高杉浩一。
いわゆる"闇金融"を営み、名古屋を支配する極道組織・名古屋組との関係も
噂さされる危険な男である。
だが、既にこの界隈で品田に金を融資するような金貸しは高杉のほかにはなく、
品田にとっては大事な生命線でもあった。
借金が返せないなら、指を切り落とし、その保険金で返してもらうまで…
冷酷に告げる高杉の言葉に肝を冷やした品田は、
夕方から取材の予定が入っていたことを思い出し、
逃げるように家を飛び出すのであった。

取材に向かった先は、風俗店「ふと桃Club」。
相手はもちろん、品田のお気に入りの風俗嬢みるく。
品田は15年以上のキャリアを持つこのベテラン風俗嬢を、
ことあるごとに記事に書いて紹介しては編集部に呆れられているのだった。

だが、この日みるくは店を無断欠勤していた。
彼女の身にトラブルが起きていることを知った品田は、
なんとしても締め切りまでに取材を済ませて記事を書き上げるため、
トラブルの解決に乗り出す。

そんな品田の涙ぐましい努力の賜物である原稿料も、
もらった先から高杉に回収されてしまい、
手元には小銭すらロクに残っていない有様だった。

その時懇意にしているバーのマスター、牛島から連絡が入り、会いに行く事に。
そこで品田は、名古屋の街で極道がらみの事件が起こり、
危険な雰囲気が街に立ち込めていることを知る。

そんな大変な一日がようやく終わろうとしていた時、
帰路を急ぐ品田の前に一人の男が現れる。
男は帽子深く被っており、サングラスとマスクで顔は見えない。
明らかに品田を待ち構えていた風の男に構わず、横を素通りしようとする品田。
だが、そんな品田の背中に、男はこう呼びかけるのだった。

「元名古屋ワイバーンズ、背番号47番、品田辰雄。お前に頼みたいことがある。
お前が15年前に全てを失うことになった9回裏のサヨナラホームランの…
その真相を調べて欲しい」

15年前…
長年の夢だったプロ野球選手。4年のファーム生活を経ての一軍昇格。
代打で出場した9回裏の初打席。そして放ったサヨナラホームラン。

だが…

身に覚えのない野球賭博の疑いをかけられ、
たった一夜にして夢を奪われた品田。
以来15年、怠惰に過ごしながら、
諦めきれない夢をなんとか忘れようと努めていたのだ。
だが、そんな眠っていた品田の過去を掘り起こすかのような男の言葉に、
品田は思わず叫び声をあげてしまう。

「サヨナラホームランの真相ってなんだよ!? あれは実力で打ったんだ。
真相なんて何もねーよ!」

翌日、品田のもとを再び訪れた謎の男の手には、2000万もの大金。
事件の真相を暴けば、報酬として支払うという。
それでも頑として事件への関わりを断り続ける品田。
だが、そこに高杉が現れたことですべてが動き始める。

借金の返済のため、そして15年抱え続けた想いに決着をつけるため、
品田は遂に謎の男の以来を受けることになる。

だが、その調査は簡単なものではなかった。
当時の状況を知るチームメイトたちへ接触を図る品田。
そこで次々と起こる謎の死亡事故。

その先で品田を待ち受けていたのは、球界、
極道社会、そして名古屋の街を包む黒い陰謀の渦だった。

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